授業に集中できていない児童がいる。
自分の板書に自信がもてない。
板書にまとまりがない。
こんな悩みを解決できる記事をかきました。
わかりやすい板書をつくる8つのコツについて説明しています。
実際に板書が苦手だったわたしも、このコツを意識するだけで「授業の質がかわった!」
と褒められるようになりました。
ぜひ、試してみてください。
わかりやすい板書の重要性
板書は、教師と児童にとって大切な役割を果たす大切なツールです。
なぜなら、視覚的に伝えることで思考を整理させることができます。
また、自分の意見が板書されることは、児童にとって自己肯定感を高めるきっかけにもなります。
そのため、わかりやすく板書をつくることは、教師にとって必要不可欠な力ではないでしょうか。
わかりやすい板書をつくる8つのコツ
この記事では、以下の8つのコツについて説明をしています。
- 板書をデザインする。
- 漢字は大きく、ひらがなは小さく。
- チョークはおしつけてかく。
- 使う色にルールを決める。
- 板書は消さない。
- 行のかえ方に気をつける。
- 箇条書きを活用する。
- 黒板の端には何もかかない。
コツ1:板書をデザインする。
これが一番大切です。
まずは、どこの何を板書するのか大まかに考えます。
以下の手順で進めれば、時間をかけずに板書をデザインできます。
1−1:授業の構成を考える。
まず、授業の構成を考えます。
たとえば、算数の授業であれば、
「問題→見通し→めあて→課題→ポイント→まとめ」
といった流れで構成を考えるのが多いのではないでしょうか。
1−2:板書のブロック分けを考える。
構成を考えた後は、下の画像のように構成をブロック分けします。
大まかにブロック分けをしておけば、大きく板書がくずれることはありません。
コツ2:漢字は大きく、ひらがなは小さく。
漢字は大きくかき、ひらがなは小さくかきます。
そうすることで、バランスよく文字をかくことができます。
きれいな文字をかくより、バランスが整っているほうが、
児童にとってみやすくなります。
コツ3:チョークはおしつけてかく。
チョークはおしつけてかくのがベスト。
なぜなら、濃い文字をかくことができ、とくに低学年で大切な
「とめ、はね、はらい」がわかりやすくなるからです。
コツ4:使う色をルール分けする。
使う色は、ルール分けします。
たとえば、めあては「きいろ」、まとめは「あか」といった具合に。
私の場合、基本的にチョークの色は、「しろ」「きいろ」「あか」
しか、つかいません。
コツ5:板書は消さない。
板書は消しません。
板書を消すことは、思考の流れをとめてしまうからです。
なるべく、黒板におさまるよう板書をデザインしましょう。
コツ6:行のかえ方に気をつける。
・読みにくい例 ×
行のかえ方に気をつけましょう。単語や文節は分
断しないように気をつけます。途中で単語を分断
することは、児童の理解をさまたげる原因になり
ます。
↓
・読みやすい例 ○
行のかえ方に気をつけましょう。
単語や文節は分断しないように気をつけます。
途中で単語を分断することは、
児童の理解をさまたげる原因になります。
コツ7:箇条書きをつかう。
箇条書きをつかいましょう。
視覚的に圧倒的にみやすくなります。
児童の意見をまとめるとき、ポイントをまとめるときなどに有効です。
コツ8:黒板の端には何もかかない。
黒板の端は死角になりやすいので何もかきません。
少しスペースをあけてかくように心がけるのがいいですね。
まとめ
今回、わかりやすい板書をつくる8つのコツを紹介しました。
- 板書をデザインする。
- 漢字は大きく、ひらがなは小さく。
- チョークはおしつけてかく。
- 使う色にルールを決める。
- 板書は消さない。
- 行のかえ方に気をつける。
- 箇条書きを活用する。
- 黒板の端には何もかかない。
意識して板書をすることで、すぐに改善されます。
わかりやすい板書は、わかりやすい授業につながることでしょう。
すぐに実践できる取り組みばかりなので、試してみてください。
少しでも、家族との時間を増やすためにお役に立てれば幸いです。