発問と質問のちがいについて解説します

発問とは何かをうまく答えることができない。

子どもに対する問いが質問になっていると指摘をうけたことがある。

発問と質問が頭の中で整理できていない。

今回は、このような悩みを解決できる記事をかきました。

教員をはじめたころは、「発問がなっていない。」とよく指摘をうけていました。

その原因は、発問と質問がよくわかっていないことにありました。

この違いについて理解するだけで、授業の質をアップさせることができます。

ぜひ、参考にしてくださいね。

1.発問の重要性

発問は、子どもの「考える力」を身につけさせるためにとても重要です。

発問による「ゆさぶり」が子どもの考える力をのばすからです。

だからこそ、発問について知ることが大切なのです。

2.発問と質問のちがい

この記事では、発問と質問のちがいについて説明しています。

  • 発問は、子どもの思考がともなう
  • 質問は、答えが決まっている
  • 発問と質問のちがいの例

1.発問とは

発問とは、「子どもの思考がともなう問いかけ」です。

児童によって、ちがう答えがかえってきます。

良い発問は、授業を活発にし考える力を伸ばします。

2.質問とは

質問とは、「答えが決まっている問いかけ」です。

「はい」や「いいえ」で答えることができたり、単一の答えになるものが質問です。

質問ばかりだと学習意欲が低下するおそれがあります。

3.発問と質問のちがいの例

発問と質問のちがいについて、桃太郎の話をつかい説明します。

例1:質問

桃太郎は鬼ケ島へ鬼退治に行ったのですか?

これは、「はい」「いいえ」で答えることができるので、質問になります。

例2:質問
  • 桃太郎はどこへ行ったのですか?
  • 鬼ケ島へ何をしに行ったのですか?

これも、「鬼ヶ島」「鬼退治」と答えが単一となるため、質問になります。

例3:発問・質問
  • 桃太郎は何をしましたか?
  • 桃太郎はどのようにして鬼退治をしましたか?

これは、子どもの思考がともないます。

しかし、限定的な思考になるため、発問でもあり質問でもあります。

例4:発問

どんなお話ですか?

この発問では、子どもの思考がともないます。

子どもによって内容価値がちがうため、多様な答えを期待することができます。

この例で発問と質問のちがいをつかめたのではないでしょうか。

3.まとめ

今回は、発問と質問の違いについて説明しました。

  • 発問は、子どもの思考がともなう
  • 質問は、単一の答え
  • 発問と質問のちがい

このちがいを意識することで、授業づくりが大きく変わります。

今回の内容は、文部科学省のHPに記載されています。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/003/002/004.htm

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

授業づくりに役立つことができれば幸いです。

授業づくりに役立つグッズも紹介しています。

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